静岡・裾野市の私立保育園で保育士が園児を虐待したとされる事件がニュースになっています。5年以上前ですが、我が子を保育園に預けていた身として他人事とは思えません。
女性が働き続けるには、子どもを誰かに見てもらうことが前提となります。
我が子は運よく地域で大変評判の良い園に預けることができましたが、園長先生によって残念な年もありました。やはりリーダーが変わると園全体の雰囲気は変わるものです。
どんな風に残念だったか。
まず、園長先生が挨拶をしない。あ~思い出しただけでも嫌な気持ちが沸き起こってきます。
「おはようございます!」と、朝、当たり前のあいさつを園長先生にしたのですが、なんと!園長先生からの挨拶が無く
「そこの扉、閉めて下さい!」って。
言葉を失いました。ここ、子どもが過ごすとこですよね?と。
次にいらした園長先生の時。我が子が大きい声で「おはようございます!」って部屋に入ったら、すでに来ていた女の子が「うるさ~い!」って言ったんです。我が子は結構勇気を振り絞って、やっと挨拶できた時でした。それに対して横にいた保育士の先生が何にも言わなかったんで、我が子は悲しい気持ちになってしまったんですよね。そのことを園長先生にお話したんです。そうしたら、
「嫌な気持ちにさせてしまってごめんね。園のみんなに今のこと、お話ししますね。」って、挨拶をすることの大切さや勇気のことを、分かってくださり、本当に園児のみなさんにお話しして下さいました。
こういうエピソードはたくさんありますが、親が働いて子を見てあげることができない代わりに保育士の先生方が赤ちゃんの頃から育てて下さいました。もう、感謝しかありません。
おむつ替えも、着替えも、寝かしつけ、食事、外遊び、行事…当時の先生方は休憩も無かったと思います。昼寝の間に全員の親子ノート(連絡帳)に1日の様子を丁寧に書いて下さり、トイレに行く暇もなく膀胱炎になってしまう先生も多いと伺いました。
工作物を持ち帰り、家でも仕事されているのでしょう。このようなかなりブラックな環境なのに見合わない給料、女性が多い職場だからこその雰囲気、女性同士の陰口なども絶対あると思います。
働く環境がよくないと、それが園児に悪い影響が行ってしまう、ということもあるのではないでしょうか。
とはいえ!
虐待が本当だとしたら、それはしてはならないことで。もし我が子がされていたら…と思うと震えが止まりません。このニュースになっている園に預けていらっしゃるご家庭は、さぞかし不安でいらっしゃることでしょう。
是非、こちらの園が良い方向へ向かいますように。未来を担う子どもたちが健やかに育つ環境が整いますように。